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2008年06月15日

サッサ・カサーの映画批評対談「デス・プルーフ in グラインドハウス」

おまたせ致しました。
グローバル批評家のサッサ・カサーでございます

さて、
クエンティン・タランティーノの
「デス・プルーフ in グラインドハウス」

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本日ゲストをお招きしています。
映像作家のバイケル・ジョンスー氏でございます。

バイケル(以下B)「よろしくお願いしまッス」
サッサ(以下S)「おねがいします」
B「いや〜ノッケからやられたね〜」
S「はあ」
B「ケツだよ!ケツ!、もう間違いないと思ったよね!、、ノッケからさ。
もう『ロスト・イン・トランスレーション』以来のやられっぷりよ。個人的にはさ。」

S「こりゃあなんか、、、あるぞ、と?」
B「うんうん」
S「たしかにそういうもってかれる感はあるよね」
B「?」

B「タランティーノは尻好きだよなありゃ、俺の次ぐらいに尻好きよ」
S「ほう」
B「まあ俺に言わせりゃ、尻ダンス(ラップダンス)はもっとこう、、、」
S「巷のレビューなんかではですね、この映画賛否両論でして、僕が思うに傑作なんですが
、で否定的な意見としては、タランティーノのオナニー映画だとかね、、」

B「オナニー!」

S「僕から言わせてみれば、キルビルのほうがよっぽどオナニー映画だったとおもうんですけど」
B「うんうん」

以下ネタバレ注意!
S「大きく分けてこの映画、前半部分と後半部分に分かれるんですが、これが巧くできてて
前半部の雰囲気ってホラー映画のそれなんですね、カート・ラッセル扮する自称スタントマンのスタントマン・マイクって得体の知れない人物が美女4人組をデスプルーフ(耐死仕様)の悪魔的な車で襲いかかるという、、」
B「そうそう美尻4人組をね」
S「これが怖い、、。うまい役者だなと思いますよ実際」

B「ほら、ビッチが踊ってたラップダンスっていうの?あれ俺の前でやって欲しいなあ〜」
S「まあね、前半の演出として映像が途切れたりするんですけど
後半部に入ってから白黒シーンになるじゃないですか、そしてまたカラーに戻る。
あそこからもうスタントマン・マイクの世界は終わってしまってるんですよ。スタントマン・マイク的なホラーの時代は終わったというね。そこからまたなんとかスタントマン・マイクは自分の世界(ホラー)に新たな美女4人組を引き寄せようとするんですが
どうも上手く引き寄せられない感がね、観ててわかりますよね?
これ、もうスタントマン・マイク的なホラー世界はもうリアリティがないですよという
ことで、、
B「でも十分怖かったけどね」
S「うん、前半部はね。だからグラインドハウスでいかにも上映してたようなエクスプロイテーション映画はそこで終わりなんですよ。」

B「うんうん」
S「で、そこから次の物語が始まり新たな美女4人組が出てきてね、なんか舞台となるテネシーの田舎町も女の子たちも前半のそれより非常に現代的、これはなにか、、」

B「におうぞ、と」

S「ちがうけど、その対比がね、後半部を観てて前半部的な展開になるのかと思いきや、
どうも、、、

B「ちがうぞ、と」

S「そうそう(笑)スタントマン・マイクが現代映画に出てきたらこんなことになっちゃいますよ、という」
B「グハハハハハ」
S「まあ、前半後半含めて女の子たちの会話シーンが長すぎとかいろいろ言われてるけど、
その長ったらしい会話があるからこそのカタルシスが待っているわけなんですよ、
しかも前半部と後半部に一回ずつ、、」

B「計2回も!」

B「わかった!深読みすると、前半部のは抑圧されてされて最後にひとりで爆発っていうオナニー的なカタルシスで、後半部の複数人でどんどん盛り上がる感じはセックスのソレだ!」

S「そうそう」

B「前半オナニー後半セックス」

S「細かなディテールについても言及したいところですが、
時間がなくなってきたみたいなんで簡単にまとめます」
B「はい」

S「この映画前半部と後半部に分かれてて、前半部はタランティーノによるエクスプロイテーション映画に対する郷愁と愛情をもって描かれ、後半部では現代ハリウッド的エンターテイメント映画への挑戦で前半後半でつながっているがまったくもって別のコンセプト映画であると。
そしてこの前半後半を実際にそれぞれ別の映画にしたら、それはまったくもって駄作のオナニー映画といっていいだろうが、前半後半をひとつにし、かつカタルシスを2度も用意し、これをひとつの映画にまとめたタランティーノの才能はただ脱帽するばかりであります。

B「なるほどね」

S「ゆえに傑作です。ご清聴ありがとうございました」
B「タランティーノには、またイカしたケツ映画期待してるぜ☆」









posted by ドローン at 02:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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